キャリーで仲良く待機フェレット

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いたち(フェレット)

病気をしやすいフェレット「治療を受ける」その時、飼い主に必要なものは?

2017年8月2日

フェレットの4才は人間でいうと40~44才くらいとされ、「シニア(高齢期)」という扱いです。

アタチはなこ
アタチはなこ
人間も昔は40歳が「初老」でした。
平均寿命がとんでも無く伸びた現代の日本では40~50代は「中年」、60歳から「初老」という扱いです。
ちなみに現行の「老人福祉法」では65歳以上が「老人」です。
私は昔の人間なので、
昔のルールに則って、自分を「初老」扱いしています。

参照:老人福祉法

この子たちの年齢早見表はこちらにあります。

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フェレットは、シニア期に入ると途端に、さまざまな病気の発症率が一気に上がります。

だからと言って、

「若いうちは皆が丈夫な健康体だから安心して下さいね」なんて話はどこにもありません。

現に、私の身近には先天的なそれじゃないかと思われる若い子達が何ニョロかいます。

この子たちが「ペットのフェレット」になるまでのそれを考えたら、決して、病気に強い生き物では無いって事はお分かり頂けるんじゃないかと思います。

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「治療について」考えること・思うこと

自分の子が「病気」だと診断されたら、例えそれがどんなに軽いものだと言われても私は不安になります。

もしそれが重いものだと言われたら…それは誰しもが持つ当然の感情だと思います。

ただ、私たちのその不安をこの子たちが感じ取って受けるストレスを、なるべく与えないように私は気を付けてあげたいのです。

これは私が氣使い(占い師)だからとかそんな事じゃなくて、

治療に対して半信半疑な面持ちで看病をされたら…

お見舞いに来てくれた友人があなたを不安そうに見つめていたら…

「あなたはどう感じる?」って、本当に基本的な所のお話しなのです。

お医者さんに病気だと診断されたその時に、不安であなたの目が曇ってしまう事がないように、

より良い治療を受けさせてあげる「その判断」が冷静にできるように、普段から少しだけは、そういう事も考えてあげて欲しいかなって思います。

治療を受けるにあたって

あなたが体調を崩した時、病院で

「なんか具合が悪いんです」と漠然と伝えただけで、すぐに適切な治療を受けられると思いますか?

100%そんな事はあり得ないですよね。

どこがどう悪いかをまず先にきちんと伝えなければ、お医者さんは何も診断できず、治療は始められません。

それが、直接自分の不調を言葉で伝えられないこの子たちと、普段のその子を知らない獣医さんとの間でなら尚更です。

だから、あなたは、動物病院へ行った時、

「なんか元気がないんです」とシクシク泣いてるだけの飼い主になってはいけません。

「いつもはどんな感じで、いつくらいから何がどんな風にどう違うのか」

その子のどこがどうなっているからそう思ったのかを、より具体的にきちんと獣医さんに伝えなければいけないのです。

体調を崩した我が子にただ動揺するためにその目は付いているんじゃありません、

そういう時こそ、客観的に観察してあげなければいけないのです。

その子をきちんと見てあげられる冷静な「目」を持っていてあげて下さい。

冷静に判断するために

何かがあるとすぐに病院へ行く人

納得いくまで何度でも色んな「検査」をする人

何かあっても病院へ行きたがらない人

「あれは良いけどそこまでは」などと検査を渋る人

人間、自分の体の事であっても、それぞれ色んな考え方や価値観があるから、色んな「そうする」があります。

この子たちの飼い主という立場でも、それはそんなに変わらないくらいの比率で「そうする」が色々あるように思います。

治療を受けるために「必要な検査」があることを知っておく

「治療」するにはまず、それがなんの病気なのかをきちんと知っておかなければいけません。

正確な病名をだすために診察や検査をするのです。

検査と一口に言っても

  • 触診
  • 採血
  • レントゲン

などなどから

  • 全身麻酔をしてからのそれだってあります。

この時、

その全部を受けてもきちんとした病名の診断が下りない事もあります。

分かるまで何度も血を抜かなければならない場合があります。

一度目の検査では映らなかったものが次の病院でのレントゲン検査ではハッキリ写ったという例もあります。

そういう事を全て考慮したうえで、その検査を受けるか受けないか、「飼い主」としてちゃんと考えて答えをだしてあげて欲しいんです。

間違っても、

単純な「血をたくさん抜いたら可哀想」だとか

「お医者さんがそう言うならジャンジャンどうぞ」

などという適当な気持ちで「する・しない」を決めてしまう事がないようにしてあげて下さい。

これは単に、私が、レントゲン検査も採血もどちらかと言えば基本的には「させたくない」という気持ちが強い飼い主だから余計にそう思うのかもしれません。

ずっと昔に、「とりあえずで血を抜いて、レントゲン撮影をしただけなのに、それで検査した気になる医者がいる」という話(人間用)を耳にした事があるせいもあります、

もちろん、今現在お世話になっている獣医の先生達の事はとても信頼しているのでそんな不安は微塵もありません。

ただ、それさえすれば何でもかんでもが即座に全てハッキリ分かるという物では無いってことも知っています。

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私はいつもこう言っています。 このサイト内でも、その都度それは欠かさず書いてきている事です。 「みんな」と言われる、その子を見たこともない多くの誰かの意見なんかをあてにしている場合ではない事があります ...

そういう事情諸々で、私はいつでも、採血やレントゲン検査と言われると、多少なりともあるとされる「この子たちへのリスク」を、すごく考えてしまうのです。

その検査を行うと言われたら、

「なぜそれが必要なのか」

「それで何が分かる(可能性がある)のか」

をきちんと説明してもらって、自分が納得してからでなければ嫌だってだけのお話しです。

※その説明を面倒くさがるような獣医さんはちょっと考えた方が良いんじゃないかなって思う話でもあります。

治療を受けることになったら

その治療方法やそのリスクは全部きちんと聞きましょう。

「全部、獣医さんにお任せします」

いざとなったその時にそう言えるように、

もし後になって何かが起きたその時に、そう言った自分を悔むような事にならない為に、最初にきちんと聞いておかなければいけないのです。

場合によっては「リスクの大きい手術」という選択肢が出てくる事だってあります。

リスクのある治療について

手術にノーリスクという事はまず無いと思って下さい。

どんなに簡単で小さな手術でも手術は手術です。

「絶対安心」なそれは無いって事だけは頭に入れておいてあげて欲しいのです。

その上で更に「大きな」リスクが伴う手術も中にはあるというだけです。

投薬についてもそうです。

アナフィラキシー・副作用…どんな薬に対しても、リスクが全くないなんて風に簡単には思わない方が良いって私は思っています。

その時、

大きなリスクがあったとしても積極的にその治療を選択する飼い主さんもいます。

それがどんなに小さなものだとしても、少しでもその体に負担がかかるのなら、その治療はしないという選択をする飼い主さんもいます。

どちらも正解だって私は思います。

先生の説明を聞いて、不安な事は全部、質問して解消させて、納得したうえで冷静に判断した飼い主さんが

その子を思って愛情を持って出したその結論に

赤の他人がワーワー何かを思う事の方が間違ってるんじゃないかって思っています。

治療中には

その子の少しの体調の変化も見逃さないように、

お家で起きた事は全て獣医さんに正しく報告してあげられるように、冷静に観察していなければいけません。

「本当に大丈夫なのかしら」では無く

「大丈夫だよ。安心して良いからね!」っていっぱいの愛情を持って見ていてあげて下さい。

当然、健康な時とはお世話の内容も変わってきます。

決められた時間に決まった回数の投薬だけで済む場合もありますが、

1日に何度にも分けて時間をかけて少しずつ食事を与えなければならない事もあります、

その時に食べこぼしてしまったり、時には排泄物で体が汚れてしまう事もあります。

その都度、清潔にしてあげて…なんて、1日の大半をお世話(看護)の時間で過ごす事になる場合もあります。

それはたっぷりの愛情が無ければ務まらないことです。

まとめ

「病気が多い」とされる小さい生き物のフェレット

この子たちと一緒に暮らしていく以上、「治療」という二文字を避けて考えるべきではありません。

その子が「病気」だと診断された時、飼い主として必要なのは

「冷静さ」と「愛情」です。

対極にあるかのようなこの2つの物を、きちんと、その子の為に持っていてあげて下さいね。

大切なのは

その子の状態を客観的に観察できる目

先生に具体的に説明できる口

検査の必要性についてきちんと考えられる冷静な頭

治療方針や内容について説明をちゃんと聞ける耳

納得のいく方法を選べる正しい判断力

その子の小さな変化も見逃さない観察力

どんな看護もいとわないたっぷりの愛情

どれが欠けてもいけません。

そしてもう1つ、無くてはならないのが「お金」です。

病院代の事についてはこちらなど参考にして頂けたらと思います。

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健やかなニョロニョロ生活を☆彡

 

追記:今日のアイキャッチ画像はいたちのおうちの可愛い可愛い子供たち「ワサビ君」と「エルちゃん」です。キャリーの中を撮影してもらったものではありますが、通院とは関係ありません。

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